名刀「蛍丸」いずこに 阿蘇家の家宝、戦後進駐軍が接収 阿蘇市の笹原さん 刀剣機関紙に“捜索願” [熊本県]

昭和初期の阿蘇神社の絵はがきに使われた「蛍丸」の写真(阿蘇神社提供)
昭和初期の阿蘇神社の絵はがきに使われた「蛍丸」の写真(阿蘇神社提供)
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刀剣研究家の笹原俊和さん
刀剣研究家の笹原俊和さん
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 阿蘇市の刀剣研究家笹原俊和さん(70)が、阿蘇家の家宝で、戦後進駐軍に接収されたまま行方が分からない旧国宝の太刀「蛍丸」について、“捜索願”の一文を全国刀剣商業協同組合の機関紙「刀剣界」(1月15日号)に寄せた。刀剣専門家や愛好家のネットワークで、名刀の行方につながる手掛かりを得たいという願いがこもる。

 掲載記事は「刀剣の故地を往く-『蛍丸』は今いずこに」。蛍丸は名工とうたわれた来国俊の1297年の作で刃渡約1メートル。南北朝時代、阿蘇家の先祖が足利尊氏軍と戦った多々良浜の合戦(1336年)で使ったとされる伝説の刀。他の2振りの国宝刀剣とともに接収されたと伝えられる。

 笹原さんは記事で、蛍丸にまつわる物語をつづり、熊本地震で被災した阿蘇神社の復旧に向けた取り組みを紹介。「再建される阿蘇神社に里帰りすることができれば、3振りの旧国宝にとっても本懐だろうと思います。どうか発見にご協力願いますよう」と呼び掛けている。

=2018/02/18付 西日本新聞朝刊=

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