阿蘇の野焼き担い手育成へ 再生協が草原維持へ課題協議 [熊本県]

高齢化が進む野焼き従事者。担い手育成が課題になっている(写真は草千里ケ浜の野焼き)
高齢化が進む野焼き従事者。担い手育成が課題になっている(写真は草千里ケ浜の野焼き)
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 阿蘇草原再生協議会(高橋佳孝会長)は6日、阿蘇市で第26回の会議を開き、草原維持活動を続けるための課題を協議した。重点課題として野焼きの担い手育成などを挙げ、解決に向けた取り組みを関係行政機関などに求めていくことにした。

 草原維持に欠かせない野焼きは危険な作業。近年は畜産農家の高齢化や後継者不足で、従来のやり方では継続が難しくなっている。このため少人数でも作業ができるよう、恒久的な防火帯を整備するとともに、作業の省力化や安全性を高めることが求められている。

 野焼きでは「火引き」といって、火中の作業もする危険な役割もある。そうした作業ができる後継者の育成も課題で、取り組みはまだ始まったばかりだ。

 重点課題ではそうしたことに加え、野焼き作業の省力化につながる樹林の除去や保安林の解除、草原の観光利用に対応した防疫対策の推進、阿蘇の水の恩恵を受ける下流域の人々による草原再生への協力・支援の仕組みづくりを挙げた。

=2018/03/10付 西日本新聞朝刊=

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