夏休みの小学校プール監視員に違反 研修未受講者を派遣 熊本市内、21校で [熊本県]

 熊本市教育委員会は23日、昨年の夏休みにプールを児童に開放した市立小63校のうち、市教委が安全確保のため求めている研修を受けていない監視員が派遣された事例が21校に上ることを明らかにした。監視員の派遣は、各PTAが市教委から紹介された警備会社に委託している。市教委の担当者は「チェックが甘かった」と話している。

 研修受講などについて定めた市教委の実施要項は、2012年の夏休み中に女児が市立小のプールで意識不明となった事故を受けて作成された。プール開放中は保護者5人以上のほか、市教委が毎年実施する救命救急の研修会を修了した水泳指導管理士や消防局などの講習会の受講者を2人以上配置するよう定めている。

 市教委によると、昨年7月に保護者の指摘で判明。警備会社への聞き取り調査で、8社中5社の監視員29人が研修を受けずに派遣されたことが分かった。警備会社側は「研修を以前受けたことがあったから」などと説明しているという。

 市教委は監視員に派遣先の学校で受講証の提示を義務付けるなど再発防止策を協議する方針。

=2018/03/24付 西日本新聞朝刊=

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