ママ目線で益城の魅力マップ 地震を機に結成した3人グループ作成 親子お出かけお薦めスポット [熊本県]

手作りしたマップを手にする(左から)平野加理さん、高田弸花さん、守口真奈美さん
手作りしたマップを手にする(左から)平野加理さん、高田弸花さん、守口真奈美さん
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 熊本地震をきっかけに益城町などの「ママ友」3人が結成したボランティアグループ「しあわせの輪」が、親子で出掛ける町のお薦めスポットなどを紹介したマップを作成した。「母の日」の13日、同町宮園の益城ファーマーズヴィレッジファムで開く復興支援マルシェでお披露目する。

 メンバーは保育園のママ友で町内に住む高田弸花(みか)さん(34)、守口真奈美さん(37)と、熊本市中央区の平野加理(かおり)さん(34)。

 高田さんは2016年4月の熊本地震の際、熊本市の病院に入院中だった。自宅は半壊し、息子たちは一人でトイレに行けなくなった。自身も「大好きな益城のために何かしたい」と思いながら身動きが取れなかった。退院後、守口さん、平野さんに声を掛け、昨年9月に活動を始めた。

 作成した「クママップ」は「熊本」「ママ」「マップ」を合わせた造語。3人が足を運んで見つけた田んぼの中にある農園カフェや、木のおもちゃで遊べる木育カフェなど10店を紹介。サクラやヒガンバナの名所、ホタルの鑑賞スポットも盛り込んだ。子どもに読み聞かせできるよう町に伝わる昔話も載せるなど、随所にママ目線をちりばめた。

 3人とも仕事や子育てと両立しながらの活動。掲載するスポット探しは高田さんが担当。守口さんは説明文の作成、デザイナーの平野さんはイラストをそれぞれ手掛けた。マップ作成などに充てる活動資金約30万円は、助成金や県内の企業を回って協賛金を集めた。

 高田さんは「毎日がれきや傾いた電柱を見ながら通勤・通学している人がいる。益城の本来の魅力を知って、前を向いてもらいたい」と話す。

 13日のマルシェは午前10時から。雑貨店など25店が出店し、マップ約5千部を無料で配る。3人は「思いを込めたマップを手渡ししたい」と張り切っている。今後、企業や飲食店にも配布し、さらなる活用方法を模索するという。

=2018/05/12付 西日本新聞朝刊=

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