「災害に強い庁舎」公開 熊本北合志署で落成式 [熊本県]

駐車場に埋め込まれた災害用トイレ。使用時にはルームテント(左)を設置する
駐車場に埋め込まれた災害用トイレ。使用時にはルームテント(左)を設置する
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 4月に県内の警察署では47年ぶりに開設された熊本北合志署の落成式が24日、熊本市北区飛田4丁目の現地で開かれた。式典後の見学会では、“災害に強い庁舎”を参加者に公開した。

 庁舎は4階建て、延べ4485平方メートル。基礎には約千本のくいを打ち込み、震度6強~7でも倒壊しない基準のさらに1・5倍の耐震強度を備える。敷地内に井戸水をくみ上げる手押しポンプ1基、災害用くみ取り式トイレ6基を設け、避難者の受け入れを可能とした。熊本地震では、熊本東署の排水管が地盤のずれで破損し、署内のトイレが使えなくなった。このため、熊本北合志署では排水管が壊れても汚水を直接、地下貯留槽に送り込める切り替え升を採用した。

 県内の警察署では初めて授乳室を設けており、担当者は「災害に強く、来庁者にも優しい設計になった」と説明した。

 同署は既に4月1日から業務を始めている。熊本市北区と合志市の管内人口は約20万人に上る。

=2018/05/25付 西日本新聞朝刊=

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