熊本地震後「高血圧」「糖尿病」が急増 阿蘇の住民 生活環境の変化が影響か 国保健診で判明 [熊本県]

 阿蘇地域で熊本地震後、高血圧や糖尿病の疑いのある住民が急増していることが、国民健康保険(国保)の特定健診結果から明らかになった。阿蘇保健所は「地震による生活環境の変化やストレスなどの影響が考えられる」として、偏らない食生活の維持や運動の大切さを訴えている。

 国保被保険者のうち、40~74歳を対象にした特定健診は、生活習慣病予防を目的に年1回実施。健康状態に不安がある場合、保健機関や自治体が健康づくりに向けた相談など行う。

 阿蘇地域の検診結果を、地震発生前年(2015年)と地震が発生した16年(速報値)で比較すると、高血圧は15年が受診者の24%(県平均26・1%)だったのが、16年は27・4%(同25・7%)。糖尿病と疑われる人は、15年の8・7%(県平均も同率)に対し、16年は11・2%(県平均9・6%)。いずれも大幅にアップした。

 住民の健康事情に詳しい市町村の保健師などは、健康状態悪化の要因について地震後の食生活の変化、摂取栄養のアンバランスや睡眠不足などを指摘。「状況は好転しているが、まだ改善途上にある」と話す。

=2018/06/01付 西日本新聞朝刊=

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