熊本市が性別記入欄を見直し 性的少数者に配慮 [熊本県]

 熊本市は、市民が窓口に提出する申請書などに性別の記入が不要の書式への変更を進めている。心と体の性が異なるトランスジェンダーなど性的少数者(LGBT)らへの配慮。法律に基づく理由がある場合などを除き、性別欄を削除したり、記入を任意に変えたりしている。全国の自治体で見直しが進んでおり、県も検討中という。

 県内の支援団体が昨秋、市に見直しを求める要請書を提出していた。団体によると、各種書類に性別を記入することに抵抗を感じる人が少なくなく、「選挙の期日前投票の宣誓書に性別を記入する必要があり、投票所に行きにくい」との悩みも寄せられるという。

 市は本年度、上級職員採用試験の応募書類の性別記入を任意に変更。初級職なども見直す方針で、LGBTへの理解を深めるためのガイドブック(10ページ)も職員向けに作成した。ガイドブックは、当事者の体験などを基に基礎知識や差別的な表現の事例などを紹介。7月中に職員用のポータルサイト上で公開し、市民への公表も検討しているという。

=2018/06/08付 西日本新聞朝刊=

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