無病息災祈り「七夕綱」 八代市・木々子地区 [熊本県]

さまざまなわら細工をつるした綱を川の上に渡す住民たち
さまざまなわら細工をつるした綱を川の上に渡す住民たち
写真を見る

 八代市坂本町中谷の木々子(きぎす)地区で、わら細工の飾りを綱につるし、川の上に張り渡す伝統行事「七夕綱(づな)」(国選択無形民俗文化財)があった。地区のお年寄りら約30人が参加し、無病息災を祈った。今月末まで飾っているという。

 高台の地蔵堂で6日、男性たちが木製の道具で稲わらをたたいて柔らかくし、女性たちは慣れた手つきで亀や鶴、馬、卵などのわら細工を次々に制作。事前に作ったひこ星と織り姫の人形なども一緒に、計約120個を長さ約40メートルの綱に等間隔につるし、中谷川の上に張り渡した。

 地区の人口は22世帯約70人で行事の継承が悩み。保存会の久保田賢一会長(75)は「地区外の人の協力も得ながら守り続けたい」と話した。

=2018/08/11付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]