豊作願い火焚き神事 阿蘇・霜神社 [熊本県]

「火焚き乙女」によってまきに点火された神事。豊作を願い59日間、火は守られる
「火焚き乙女」によってまきに点火された神事。豊作を願い59日間、火は守られる
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 阿蘇市役犬原の霜神社で19日、豊作を祈願する「火焚(ひた)き神事」が始まった。農作物が霜の害を受けないよう、社殿で10月16日までまきを燃やし続ける。

 長い伝統の姿を今に保つ神事では、今年の「火焚き乙女」になった坂本亜依里さん(10)=阿蘇小5年=が、火焚き殿に盛られたまきに点火。祖母の広子さん(68)と、火を絶やさぬように見守った。

 「阿蘇の農耕祭事」として、国の重要無形民俗文化財に指定されている。59日間の神事期間中、氏子たちが火焚き殿に詰めて火を守る。周囲の田んぼでは稲穂が色づき、早いところでは9月初旬にも刈り取りが始まるという。

=2018/08/20付 西日本新聞朝刊=

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