阿蘇のNPO「ふるさと創生」最高賞 全国育樹活動コンクール 林業支援に高評価 [熊本県]

全国育樹活動コンクール団体部門で農林水産大臣賞に決まった「NPO法人ふるさと創生」の板東博暁理事長
全国育樹活動コンクール団体部門で農林水産大臣賞に決まった「NPO法人ふるさと創生」の板東博暁理事長
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 本年度の全国育樹活動コンクール団体部門で、阿蘇市を拠点に活動する「NPO法人ふるさと創生」(板東博暁理事長)が最高賞の農林水産大臣賞を受賞することが決まった。高齢化が進む山林所有者に代わって「暫定山主」となり、間伐や植林に取り組んでいる点が評価された。11月に東京である全国育樹祭で表彰される。

 ふるさと創生は2003年に設立。山林の維持管理は、所有者の高齢化や作業員の人件費高騰に伴い年々難しくなっており、08年度から林業支援に乗り出した。具体的には、山林所有者と経営受託契約を結び、間伐や植林、下草刈りなどの作業に当たる。この10年間で受託面積は1360ヘクタールに拡大した。

 山林の管理には、森林経営計画書の作成や、補助金申請などの手続きをすることがあるが、こうした煩雑な作業も代行する。コンクールでは、実際に山を歩きながら、地域一帯でまとめて作業する方式を提案するなど、細やかな活動ぶりも評価された。

 板東理事長はかつて、県内の森林組合で作業員として働いた経験がある。「山に住む人も、山で働く人も、『ここで暮らして良かった』と思えるような山林の維持管理に向けて、官民の橋渡しになるような活動を続けていきたい」と話している。

=2018/09/12付 西日本新聞朝刊=

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