柳川に居住体験施設、江戸期の住宅改装 熊本市の今田さん滞在1号に [熊本県]

「旧綿貫家住宅」に入居する今田淳子さん(右から2人目)
「旧綿貫家住宅」に入居する今田淳子さん(右から2人目)
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 福岡県柳川市の居住体験施設「旧綿貫家住宅」(同市三橋町)が完成した。都市部からの移住希望者などに水郷暮らしを満喫してもらおうと、江戸末期に建てられた同住宅を改装した。最初の入居者は熊本市の現代芸術家今田淳子さん(47)。アートワークショップを開きながら3カ月程度滞在し、創作活動に励む。

 住宅は農村部にあり、明治政府の初代警視副総監綿貫吉直(1831~89)の生家。市が2015年に綿貫家から土地と建物の寄贈を受け、約1千万円(半額は県の補助)を投じて内外装を改修した。約158平方メートルの5LDK。木造平屋で屋根はかやぶきだ。

 柳川市内の居住体験施設は14年開設の「もえもん家(ハウス)」=同市袋町=もあるが、旧綿貫家住宅は移住希望者だけでなく、芸術家のアーティスト・イン・レジデンス(滞在制作)も多く受け入れる方針。芸術家は利用料無料、移住希望者は1日300円(別途千円徴収)。

 海外滞在中に米国人の友人から柳川の魅力を改めて教えられたという今田さんは「柳川には本物があり、本質的な生き方ができると思う。まずは数カ月だが、しっかりと柳川を感じたい。移住も考えます」と話した。

=2018/09/14付 西日本新聞朝刊=

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