荒尾干潟PRロゴ決定 地元出身、デザイナー松尾さん作品 「自然と生き物の共存表現」 [熊本県]

荒尾干潟のロゴマークと、デザインした松尾高明さん
荒尾干潟のロゴマークと、デザインした松尾高明さん
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 国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約登録の荒尾干潟(荒尾市)の魅力をPRするロゴマークに、同市出身のパッケージデザイナー松尾高明さん(70)=横浜市=の作品が選ばれた。松尾さんは「見た人が『干潟を大切にしよう』と思ってくれるような、愛されるマークになってほしい」と語った。

 応募作640点から選ばれたロゴは、干潟に飛来するシロチドリを中心に、青い干潟や赤い夕日で構成。外枠の大きな円は地球をイメージし、「生態系の中で循環する自然と生き物の共存を表現した」という。

 松尾さんは、荒尾市の有明海近くで生まれ育った。「有明海でよく泳ぎ、干潟の夕日は毎日見ていた」。幼少期から図画工作やイラストが好きだったことからデザインの道へ。24歳で関東のデザイン事務所に所属。不二家のクッキー「カントリーマアム」や、日清のお好み焼き粉などのパッケージをデザインし、国際的な広告賞である「クリオ賞」を2度受賞した。

 10年ほど前からは家族の介護のため、自宅がある横浜市と荒尾市を行き来するようになった。地元の仕事も手がけ、荒尾干潟で働く漁業者などへのインタビューも始めた。今回のロゴ制作には、インタビューで聞いた話を反映し「人々の営みがあってこその荒尾干潟」という思いを込めた。

 市は、干潟産のりのパッケージなどにロゴを活用していく方針。

=2018/12/01付 西日本新聞朝刊=

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