御所浦架橋(天草)を休止 県「財源確保が困難」 [熊本県]

 熊本県は26日、天草上島(上天草市龍ケ岳町)と御所浦島(天草市御所浦町)を三つの橋で結ぶ県道龍ケ岳御所浦線の架橋事業について、「財源の確保が難しく、事業継続は困難」として休止すると発表した。

 県の御所浦架橋事業では、牧島-御所浦島の「第1架橋」が1986年に完成。2000年度から御所浦島-横浦島の「第2架橋」の建設を進めていた。最終的に、横浦島と天草上島を結ぶ「第3架橋」を建設して離島を解消し、島の振興を図る構想を描いてきた。

 県によると、第2架橋の総事業費は約240億4400万円で、本年度末の進捗(しんちょく)率は事業費ベースで27%(約67億円)の見込み。今後、第3架橋を含めた事業完了には20年以上かかる上、約350億円の追加費用が必要となるという。

 このため、県は7月、「費用に見合う効果が期待できない」として、事業休止を県公共事業再評価監視委員会に提案。同委員会が今月6日付で「休止は妥当」と報告したことを受け、休止を最終決定した。

 蒲島郁夫知事は「架橋の実現を望む島民の切実な思いは十分受け止めており、本当に申し訳ない思い」とのコメントを出した。

=2018/12/27付 西日本新聞朝刊=

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