初日の出、初詣、初売り……平成最後の正月にぎわう [熊本県]

阿蘇・大観峰の展望所で初日の出を眺め、記念撮影する人たち=1日午前7時40分ごろ
阿蘇・大観峰の展望所で初日の出を眺め、記念撮影する人たち=1日午前7時40分ごろ
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新年の願い事をする藤崎八旛宮の初詣客
新年の願い事をする藤崎八旛宮の初詣客
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初売りで開店と同時に大勢の客が詰めかけた鶴屋百貨店=2日午前9時
初売りで開店と同時に大勢の客が詰めかけた鶴屋百貨店=2日午前9時
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 平成最後の年が明けた。5月には新天皇即位に伴う改元を控える。初日の出の見物スポットで、初詣に訪れた県内各地の神社・仏閣で、目当ての福袋が並ぶ百貨店で、多くの人たちが時代の節目を感じつつ、例年通りの穏やかな正月を過ごした。

■雲間から上る太陽に歓声 阿蘇・大観峰

 平成最後の初日の出を見ようと、阿蘇市の北外輪山にある大観峰(936メートル)には1日、多くの人が訪れ、雲間からオレンジ色の太陽が上ると「明けましておめでとう」の声が響いた。

 一帯の駐車場や沿道は午前5時前には車で埋まった。阿蘇五岳の根子岳など東の山々は雲に覆われていたが、6時ごろから空は赤く染まり、7時40分ごろ、まぶしい朝日へと変わった。

 展望所の気温は氷点下7度前後。寒風に凍える中、家族連れは寄り添い、写真愛好家たちは盛んにシャッターを切っていた。照らし出された平野部・阿蘇谷の田畑は、霜で真っ白になっていた。パラグライダーで飛び立ち、遊覧飛行を楽しむ姿も見られた。

■復興願い初詣客続々と 藤崎八旛宮

 熊本市中央区の藤崎八旛宮では1日から参道に出店が並び、縁起物を買い求める人で混雑した。多くの人が列をつくり、参拝後におはらいを受けていた。

 熊本地震から4月で3年。元日に妻、長男と訪れた菊陽町の大工酒井俊則さん(66)は、親戚の家が全壊し、仕事で被災した家屋の修復にも関わった。「ただただ復興を願うだけ。いい年になってほしい」と話していた。

■前夜から行列 初売り前倒し開店 鶴屋百貨店

 県内の多くの大型商業施設と百貨店で2日、初売りが始まった。鶴屋百貨店(熊本市中央区)には1日午後10時から列ができ、予定の午前10時を前倒しして午前8時50分に開店した。

 同店は福袋約2万6千個を用意した。毎年並んでいるという熊本市西区の谷川理恵さん(42)は長女やめいと午前2時半に来店。「今年は寝ずに並んだので3着だった。目当ての化粧品が手に入ってうれしいです」と喜んでいた。

=2019/01/03付 西日本新聞朝刊=

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