田中城跡など被害 震度6弱の和水町で文化財調査 通学路の町道は規制解除 [熊本県]

和水町では地震で白壁がはがれ落ちた空き家にネットが張られ、町道の一部通行止めが解除された
和水町では地震で白壁がはがれ落ちた空き家にネットが張られ、町道の一部通行止めが解除された
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 最大震度6弱を観測した和水町は5日、文化財の調査を実施し、3件の被害を確認した。週明けの新学期に向け、空き家の被災に伴い通行止めだった通学路の町道は安全措置が取られ、解除された。

 調査は国と県、町指定文化財26件を調査。そのうち国指定史跡「田中城跡」(同町和仁)と町指定史跡「日置(へき)の墓地」(同町瀬川)、「上津田の六地蔵」(同町上津田)で被害を確認した。日置の墓地は熊本地震でも被災しており、今回も墓石が最大3センチずれた。六地蔵は1カ所ひびが入った。被害は、4日に確認された国指定史跡「江田船山古墳」と合わせて4件となった。

 白壁が剥がれるなどした空き家の脇を通る町道は、震災後に町が通行止めにしていたが、空き家にネットを設置するなどの処置をし、通れるようになった。

 5日の災害対策会議で、高巣泰廣町長は「気象庁の情報では、1週間ほどは危ないということで、心して町民の安心安全のために頑張ってほしい」と話した。避難所も6日午後6時まで開設することを決めた。

 一方、3日の地震の影響で、熊本県立美術館(熊本市中央区)は、別館展示室で8日に予定していた「細川家の歴史と美-細川家の名刀と肥後鐔の美-」の開幕を12日に延期すると発表した。名刀を扱うための配慮という。

=2019/01/06付 西日本新聞朝刊=

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