「八代・天草架橋」構想、経済効果は年間783億円 地元18自治体の研究会が試算 [熊本県]

県南・天草地域の18市町村の関係者が参加して開かれた物流・観光等調査研究報告会
県南・天草地域の18市町村の関係者が参加して開かれた物流・観光等調査研究報告会
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 県南と天草地域の18市町村でつくる「県南・天草地域物流・観光等調査研究会」は20日、八代市と上天草市を結ぶ八代・天草架橋構想が実現した場合、産業面での経済波及効果は年間783億円との試算結果を発表した。同構想の経済効果の試算は初めて。研究会が八代市で開いた報告会で明らかにした。

 架橋構想は八代市の八代外港と上天草市松島町間の海上約8・8キロを結ぶもので、実現すれば所要時間片道約10分になり、現在より約1時間短縮される。試算は地方経済総合研究所(熊本市)が、同地域内外の企業2千社余りのアンケート結果を踏まえて行った。

 それによると、地域内に事業拠点がある企業のうち約2割が架橋によって市場が拡大すると回答し、地域内の生産額が年間566億円増加すると見込まれることが、経済波及効果の根拠となった。このほか、観光客と大型クルーズ船客の増加に伴う観光面の経済波及効果についても、年間579億円と試算している。

 架橋は30年来の構想で、18市町村でつくる建設促進期成会は、今回の調査結果を基に国や県への要望活動を活発化させる方針だ。

=2019/01/21付 西日本新聞朝刊=

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