八代の「笠鉾」通年展示 民俗伝統芸能伝承館 市の基本設計まとまる [熊本県]

八代民俗伝統芸能伝承館(仮称)の完成イメージ図。屋根が波打つ建物が展示・収蔵棟完成イメージ図
八代民俗伝統芸能伝承館(仮称)の完成イメージ図。屋根が波打つ建物が展示・収蔵棟完成イメージ図
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 ユネスコ無形文化遺産の八代妙見祭を中心とした八代市内の無形民俗文化財を保存・継承するため、市が中心市街地に建設を計画する「八代民俗伝統芸能伝承館」(仮称)の基本設計がまとまった。展示や映像設備を充実させ、1年を通して文化財の魅力を発信し、観光振興も図る。2021年3月ごろの完成を目指す。

 建設予定地は、同市西松江城町の市厚生会館西側敷地で、会館別館を解体後の跡地も使う。一部2階建ての展示・収蔵棟と平屋の会議室棟からなり、延べ床面積約1700平方メートル。屋根は妙見祭の笠鉾(かさぼこ)をイメージし、金属板で大きく波打つ象徴的な構造にする。

 展示・収蔵棟は、(1)各町内の奉納団体がそれぞれ解体・保存している笠鉾9基や亀蛇(きだ)(通称ガメ)、獅子など妙見祭の出し物、他の伝統芸能の道具などを保管する収蔵ゾーン(2)笠鉾を交代で組み立てて年中見学できるようにし、大型3面スクリーンで妙見祭の映像を放映する展示ゾーン-で構成。会議室棟には伝統芸能の担い手たちが公開練習をする伝承ルームを設ける。総事業費は10億円規模の見込み。

=2019/02/07付 西日本新聞朝刊=

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