鹿児島・出水の住民 水俣へ初の避難訓練 川内原発での事故を想定 [熊本県]

避難先の水俣市公民館で、受け付けをする鹿児島県出水市の住民たち
避難先の水俣市公民館で、受け付けをする鹿児島県出水市の住民たち
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 九州電力川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)の重大事故を想定した鹿児島県主催の防災訓練の一環で、同県出水市野田町の住民52人が9日、計画に基づき、水俣市に避難する手順を確認した。水俣市への避難訓練の実施は初めて。

 出水市民の約4割は川内原発から30キロ圏に住み、計画では34自治会の約6千人が水俣市の公共施設に避難することになっている。

 この日は、参加を希望した同市野田町の住民がバス3台に分乗して県境を越え、一時避難先の水俣市公民館に到着。訓練では、ヨウ素剤の配布や代表者への汚染検査、除染も行われた。野畑徳子さん(80)は「一度来ておくと、いざという時に少しは不安が軽くなるかもしれない」と話した。

 公民館では専門家による講話もあり、「行政からの正確な情報を入手し、落ち着いて行動することが大事だ」などと呼び掛けた。

=2019/02/10付 西日本新聞朝刊=

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