「SL人吉」発車へ万全 検査終え、16日から運行 [熊本県]

福博の街のなかをディーゼル機関車にけん引されるSL人吉。新幹線と並走する場面もあった
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JR九州小倉総合車両センターで定期検査を受けるSL人吉。作業員たちの服はすすでまっ黒だ
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実際に石炭をくべて検査も
実際に石炭をくべて検査も
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すっかり日も落ちた午後7時前に熊本駅に無事到着したSL人吉。しばし休息し、今シーズンに備える
すっかり日も落ちた午後7時前に熊本駅に無事到着したSL人吉。しばし休息し、今シーズンに備える
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鳥栖駅のホームで、SL人吉と遭遇した外国人が乗務員に話しかける場面も
鳥栖駅のホームで、SL人吉と遭遇した外国人が乗務員に話しかける場面も
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鳥栖駅のホームで、SL人吉と遭遇した外国人が乗務員に話しかける場面も
鳥栖駅のホームで、SL人吉と遭遇した外国人が乗務員に話しかける場面も
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 JR九州の観光列車「SL人吉」が、16日からのシーズン開始を前に、北九州市での定期検査を終えて熊本駅に帰ってきた。22日には運行10周年を記念し、九州を走る六つの観光列車が人吉駅に集合するイベントも控える。検査の様子と、門司港駅から博多、鳥栖とけん引されて走る姿をカメラで追った。

【写真特集】JR九州の観光列車「SL人吉」

 SL人吉は、1922年製の8620形。毎年シーズン終了後の11月から翌年3月にかけて、同市小倉北区の小倉総合車両センターに運ばれて定期検査を受ける。オイルのにおいが立ち込めるなか、作業員10人が服をすすで黒く染めながら、部品交換や試運転を重ねた。

 「SLは生き物。細かく整備と点検をしなければ、良い煙も汽笛も出ない。作業員の気配りも感じてもらえたら」。整備を担当した岩永真輔さん(34)は誇らしげに話した。

 SL人吉は10日午後1時すぎ、全面開業した門司港駅でのイベントで特別展示された後、ディーゼル機関車にけん引された。家族連れや鉄道ファンらが見送る中、汽笛を響かせて熊本へ進み出した。

 ビルが立ち並ぶ福岡市の市街地を駆け抜けるSL人吉。博多駅では、間近で接する機会の少ないSLを前に子どもたちが目を輝かせた。鳥栖駅では、ディーゼル機関車の運転士が敬礼しながら交代した。午後7時前、熊本に到着し、約6時間の旅を終えたSL人吉。まもなく11年目のシーズンが始まる。

=2019/03/13付 西日本新聞朝刊=

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