新熊本駅舎が完成 立体交差事業終了「周辺ににぎわいを」 広場など順次整備 [熊本県]

くす玉を割って熊本駅新駅舎の完成を祝う関係者
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熊本城の石垣をイメージして造られた熊本駅の新駅舎
熊本城の石垣をイメージして造られた熊本駅の新駅舎
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 JR熊本駅の新駅舎が16日完成し、2001年度に始まった鹿児島線の連続立体交差事業の主な工事がすべて終了した。21年春までに、商業施設が入るJR九州の駅ビルや東側の駅前広場が順次整備される見通し。蒲島郁夫知事は記念式典で「森の都をイメージした駅舎は県民に末永く愛されると思う。熊本市やJR九州と連携し、さらなる駅周辺のにぎわいづくりに努める」と述べた。

 連続立体交差事業では、鹿児島線の熊本-上熊本間など約6キロと豊肥線約1キロを高架化し、渋滞の原因となっていた踏切15カ所を撤去した。事業費626億円は、国が309億円、県が193億円、熊本市が81億円、JR九州が43億円をそれぞれ負担した。

 在来線は昨年3月までにすべて高架になり、新駅舎の高架ホームや、飲食店など60店舗が入る高架下の「肥後よかモン市場」が同時に完成した。その後、熊本城の石垣を模した長さ約240メートルの外壁が整備されてきた。

 駅前広場は、1958年建築の旧駅舎に比べ新駅舎が約40メートル線路側に移動したため、従来の約1万1千平方メートルから約1万8千平方メートルに広がった。広場には熊本市が20年度までにバスやタクシーの乗り場、災害時に避難者が集まれるスペースなどを整備する。大西一史熊本市長は「駅周辺整備を着実に進め、熊本の陸の玄関口としてふさわしい魅力ある場所にしていきたい」と述べた。

=2019/03/17付 西日本新聞朝刊=

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