盛り土造成地マップ公開 県内515カ所、熊本市91カ所 宅地耐震化対策促す [熊本県]

県が26日に公表する地図の一部。大規模盛り土造成地は青や緑で塗られている
県が26日に公表する地図の一部。大規模盛り土造成地は青や緑で塗られている
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 県は、県内の大規模盛り土造成地の地図を作成し26日からホームページ(HP)などで公開する。阪神大震災や新潟県中越地震の際に盛り土造成地で滑動崩落の被害が発生したことを受け、国が2015年に地図作成と公表のガイドラインを示していた。造成地を特定、公表することで市町村の調査と宅地耐震化対策を促すほか、地震で変動の可能性がある場所に対し地域住民の関心を高める狙いがある。政令市の熊本市も同日から公開する。

 県の調べによると、大規模盛り土造成地は県内29市町村で計515カ所。最多は天草市の168カ所で、上天草市39カ所、宇城市34カ所の順で多かった。産山村や高森町など5町村はゼロ。熊本市は91カ所だった。

 県は、過去と現在の地形図から標高差を比べたり、目視で確認したりして造成地の位置を把握したという。県が26日に公表するのは、熊本市を除く県内44市町村のうち34市町村。残り10市町村は調査が終わる5月中旬に公開する。

 熊本地震で滑動崩落の危険が高まったとして、益城町や熊本市など6市町村計67カ所が対策事業の対象となり、うち38カ所で工事に着手している。地図には事業対象箇所も反映させる。

 市町村は、県のマップを基に造成地ごとの安全確認をして、必要に応じて滑動崩落の防止工事を進める。

=2019/03/26付 西日本新聞朝刊=

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