2011年12月12日

名著「伝統食の復権」復刻

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 ヒトはなぜ、その土地の風土に合った食生活をすべきなのか、日本人はなぜ、米を中心とした日本型食生活をすべきなのかを、進化や文明の歴史などから解説した島田彰夫・宮崎大名誉教授(故人)の遺作「伝統食の復権-栄養素信仰の呪縛を解く」の復刻版が不知火書房から刊行された。B6判、224ページ、1575円。

 爪や歯、消化酵素、運動能力など、体の形態や機能から、ヒトの食性について分析。明治時代、ドイツから「北緯50度の栄養学」が入ってきたことを契機に、伝統的な食生活が否定された結果、生活習慣病の急増に代表される今日の状態を招いたと論じている。地産地消を推進する立場にいる関係者は必読の一冊だ。不知火書房=092(781)6962。

=2011/12/11付 西日本新聞朝刊=

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