【福岡】糸島市長選、第一声全文 月形氏、高橋氏の主張は

糸島市長選に立候補した月形祐二氏(左)と高橋徹郎氏
糸島市長選に立候補した月形祐二氏(左)と高橋徹郎氏
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 任期満了に伴う福岡県糸島市長選が21日告示され、28日の投開票に向け7日間の選挙戦が始まった。いずれも無所属で再選を目指す月形祐二氏(59)=自民、公明推薦=と、新人で元市議のタレント高橋徹郎氏(50)の2人が立候補を届け出た。理念や政策を訴えた各候補の「第一声」の核心部分を、全文で届け出順に紹介する。

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◆ブランド生かし、尊敬される糸島づくりを 月形氏

 いよいよ決戦の火ぶたが切って落とされました。絶対に負けてはならない戦いであるというふうに思っております。4年間、私も松本(嶺男、前)市長が合併をし、しっかりと地歩を築いていただいた、その上に糸島の持てるものをさらに進化をさせていく。それは糸島ブランドがだんだんと福岡都市圏で認知をされてきたが、全国にブランド糸島として打って出よう。関東で勝負をしよう。そのことによって糸島が全国に知られる。全国に知られることによって減ってきた人口、これをぜひプラスにする。4年間で絶対にプラスにする。市を挙げて市民を挙げてこのことを達成していこう、ということを最大の目標にさせていただきました。

 このブランド糸島は今や全国に認知をされ、「田舎暮らし」という本では子育て世代の人たちが住みたい街、日本一に選んでいただいた。そのおかげで人口も10万人を回復して10万730人。12月末で。そこまで回復することができました。今いい流れが糸島にやってきた。

 併せて九州大学。いよいよこの地に統合移転が完了致します。まずは国際村を実現していく。留学生がたくさんあのキャンパスで学ぶ。それを糸島の地に取り込んでいく。糸島の市民も国際感覚を持って子どもたちも外国人と接することによってグローバルに活躍できる都市をしっかりとつくっていく。合わせてサイエンスパーク。大きな大学の周りにはスタンフォード、オックスフォード、ケンブリッジの周りにサイエンスパークがある。九州大学の周りにシリコンバレーと同じようなサイエンスパークを構築していく。素晴らしい自然があります。悠久の歴史がある。この糸島は今、全国から注目をされている。それに合わせて「知の拠点」を持った学術研究都市として、他の地域からも尊敬される地域をつくっていきたい。市民が誇りを持って、この糸島を愛するその街をつくっていきたい。その思いで4年間取り組んで参りました。

 ローマが偉大になったのはローマ市民がローマをこよなく愛したからです。偉大なローマだからローマを愛したのではない。激烈にローマを愛したからローマは偉大になった。こういう言葉があります。今の市民も糸島を愛しています。そしてこの糸島をもっと前に進めていこう。もっとよくしていこうということも、みなさんとともに、あと4年間、いま道半ばであります。ぜひとも私にお任せをいただきたい。そして次の時代にも本当に誇りを持って本当に尊敬をされる糸島づくりのために励んでいく覚悟であります。

 政治は楽しいとか、きれいとか、美しいとか、形容詞でやるもんじゃないんです。結果を出していく。それこそが使命であります。私自身、この4年間、必死で走り抜いて参りました。これからも私に、この未来の、そして市民のための糸島づくりをお任せいただきますように、あらためてお願いする次第であります。

 戦況につきましては、まったく先の見えない厳しい戦いになっております。有名人であるから、またたくさんの有名人が仲間にいるから、それで政治ができるんではないんです。

 ここにいる市議会議員のみなさんとともに同じ方向を向いてそして糸島づくりをやっていく。私自身をこれまでも支えていただいた人脈に、パイプによって、これからも私の持てるものを全て使って糸島の発展のために尽くして参ります。

◆玄海原発の再稼働、市にメリットなく反対 高橋氏

 市長になります。市長になるために、今ここに立っております。今回、私が訴えていくことは子どもたちの未来をつくる環境をつくっていく、そんな政治です。四つのことを訴えていきます。一つ目は、玄海原発の稼働に反対です。二つ目は、市役所。60億円で建て替える計画を、30億円の増築に変更します。三つ目は、雷山に予定されている運動公園の見直しです。四つ目は、糸島市をがんがんトップセールスしていきます。

 まず一つ目、玄海原発の稼働に反対。玄海原発の稼働は子育てする環境になりません。不安だけが募っていきます。糸島市にはメリットがなく、リスクだけかぶせられる。玄海原発に反対していきます。

 二つ目。市役所の建て替え計画です。60億円です。築47年の古さを理由にもしています。小学校、中学校は築50年です。建て替え計画はありません。今、工事中です。耐震補強の工事をしています。5000万円かけています。耐震性がないのも建て替えの理由の一つです。おかしいです。あと一つの理由が狭さ。その理由だったら、増築で対応できます。使わないお金で小学校、中学校をきれいにしていきます。トイレがまだ和式です。においもあります。トイレもきれいにしてあげたいです。

 三つ目。雷山に予定されている運動公園。造るために、三つの運動場がなくなります。新しい運動公園は、野球、サッカー、ラグビーをやっている子どもたちの運動場はありません。子どもたちにとっては切実な問題です。しかし、今の糸島市は、子どもたちの未来に向いた政治が行われていません。計画を変更しようという考えになりません。子どもたちの未来の環境をつくってあげていくことこそが、大人の政治の責任だと思っております。

 四つ目。糸島市をがんがんトップセールスしていきます。私の得意分野です。一生懸命やっていきます。糸島市のブランド力、もっともっと向上させていきます。糸島市のブランド力は豊かな自然、これでブランド力が上がっています。この豊かな自然をもっともっと守っていきます。そして、農業者、漁業者、芸術家、陶芸家、糸島市に新しくやってきたアンテナを張っている人たち、この人たちがブランド力を押し上げています。その人たちをもっともっと後押しをしてブランド力を上げていきます。テレビの取材もどんどん受けていきます。テレビドラマ、映画のロケ、誘致していきます。糸島市のおいしい空気や水、おいしい食を求めてやってくる外国人観光客、もっともっと増やしていきます。そうして交流人口を増やして、糸島市の活力を上げていきます。

 今日、ここにお集まりの皆さんはご近所の方、私の友だち、よく行くお店の方、PTAのパパ友、ママ友、みんな友だちです。日頃から相談したり、アドバイスをもらったり、親身になってくれる方々です。今日、今、私がここにいるのも皆さんの力があってこそ。

 皆さんは、私の一部です。私が市長になるということは、ここにいる皆さんも市長になるということです。皆さんが思っている政策を実行していきましょう。

=2018/01/21 西日本新聞=

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