【福岡】太宰府市長選、第一声全文 木村氏、楠田氏の訴えは

太宰府市長選に立候補した木村甚治氏(左)と楠田大蔵氏
太宰府市長選に立候補した木村甚治氏(左)と楠田大蔵氏
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 前市長の失職に伴う福岡県太宰府市長選が21日告示され、28日の投開票に向け7日間の選挙戦が始まった。いずれも新人で無所属の前市教育長の木村甚治氏(64)=自民、公明推薦=と、元衆院議員の楠田大蔵氏(42)の2人が立候補を届け出た。理念や政策を訴えた各候補の「第一声」の核心部分を、全文で届け出順に紹介する。

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◆「市民の声集めて明日の太宰府をつくる」木村氏

 本日までさまざまなご腐心をいただきまして、今日を迎えることができました。昨年のことを申せば、いくらでもあります。しかし、もう時計の針は、戻しません。明日からのことを話していきたい。そう考えております。

 私がこれからやりたいまちづくり。一つ。子どもが元気で明るいまちをつくりたいです。学力も上がってきました。今年はもっと上がります。学力を向上させていきます。そして、待機児童ゼロを目指します。妊娠、出産、子育てと、その相談窓口となる子育て包括支援センターを設置します。

 一つ。高齢者が元気で優しいまちをつくります。介護、医療、生活支援など、一体となった窓口、高齢者包括ケアシステムを構築致します。高齢者の介護等の総合窓口であります包括支援センター、これを増設致します。

 そして、経済が元気で、潤うまちをつくっていきたい。地域産業を育成します。太宰府ブランドを創造します。地産地消といいますが、地消地産のまちをつくります。地域で消費するものは、地域で生み出す。地消、地産の考えで地域経済を潤します。

 一つ。安全、安心なまちをつくります。交通体系の見直しで渋滞をなくす。地域の生活道路の整備、側溝のふた。目の前の小さなことですけど、改修していきます。

 一つ。地域のコミュニティの力を上げます。地域には空き家がたくさん出てきてます。そこを核として、小さなにぎわいを取り戻します。そのために市長報酬を削減し、それを原資に、市民からの提案事業に支援をして参ります。

 市民は小さな力かもしれません。市民からの声を集めて、オール太宰府で、太宰府を誇れる、明日の太宰府をつくっていこうではありませんか。私はやれます。私にさせてください。

 誰と明日のまちをつくっていくのか、選ぶのはあなたです。未来に誇れる太宰府を一緒につくっていきましょう。

◆「閉鎖的で風通しが悪い太宰府に新風を」楠田氏

 私は今回、無所属、そうした立場で戦いを進めております。まさに党派を超えて、先ほどは市民団体からの出馬の要請というお話もありましたが、本当のところは市民団体の方はもちろんでありますけれども、私が本当に熱心にこの市長選にお声をいただいたのは、ここにおられる方はもちろん、今日は来られておりませんけれども、お一人お一人の素朴なお気持ちなんです。

 私が衆議院選挙を落選してすぐ、さまざまなお礼やおわびでごあいさつ回りをしておりました。そうしますと、例えば筑紫野の行事で太宰府市民の方が来られていて、私に「今度の太宰府市長選挙、ぜひ出てほしい」と。「楠田君、まだ君は若い」と。「国政ではだめだったかもしれないけれども、この混迷する太宰府を立て直して、そして飛躍させるために君のような若い力が必要なんだ」と。本当に初めてお会いしたような太宰府市民の方から熱心に、直後から、私はほうぼうでお声をいただきました。

 このような3回も落選した私に、そんなお声を掛けていただけるなんて、政治家として本当にありがたい。私はそのように思いました。これはお一人やお二人ではなかったんです。いろいろな所で何年も前から、そうしたお声をいただいてまいりました。私は本当に一時期、政治の道はあきらめようと思ったことも事実です。しかし、こんな私をそうして励ましていただける、求めていただける方がいるならば、政治家として立ち上がるのは当然のことではないか。

 この混迷する太宰府のために。私の15年間のこれまでの政治の経験と、そして支えていただいた多くの皆様のお声があるならば、私は何も怖いものはないと。相手は大きな組織です。大きな団体、大きな政党、本当にそうした総力戦で戦いを進めておられます。しかし私は、全く危惧はしておりません。それは今回、勇気を絞って戦うことを決めた私自身のその決意と、そしてこの太宰府を思う多くの皆様の思いがまさに純粋だから。まさしくこの太宰府と市民の方を、それぞれが本当に自らの問題として思っておられるからこそ、私はこの戦いに何としても勝たなければならない。そして太宰府の新たな発展を、皆さまとともにスタートしなければならないと、本当にまっすぐに、純粋に私は思いを定めております。

 これまでのさまざまな公開討論会もありました。私もさまざまこうした訴えをさせていただきました。しかし残念ながら、そこにお越しいただいた方には限りがあります。本当にこの太宰府市民の皆様にはまだまだ私の声、そして皆様の声は届いていないかもしれません。やはりこれからが、1日1日が勝負であります。私自身がまずは先頭に立って頑張らせていただきます。それは当然のことでありますが、やはり皆様のお力がなければこの太宰府を変えることはできません。

 この本来の力を持つ、しかし残念ながらまだまだ閉鎖的で風通しが悪いこの太宰府を根本から改めるために、皆様のお力をもう少しお貸しください。政治生命をかけて、この7日間を走り抜きます。

 どうぞ最後まで、最後まで皆様のお力をお貸しいただきまして、新たな太宰府を、新しい風を吹き込み、日本一住みやすい、世界一元気なまちにしてまいりましょう。

=2018/01/21 西日本新聞=

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