【福岡】公認敗北で自民に動揺 県議補選嘉麻市区

 11日に投開票された県議補選嘉麻市選挙区(被選挙数1)で、公認した新人が敗れた自民党県連に動揺が広がっている。公認候補は麻生太郎副総理兼財務相の元秘書。優位とみられていたが、初当選の無所属新人に2700票近い差をつけられた。想定外の敗戦に、来春の県議選への影響を懸念する声も漏れる。

 「ここまで離されるとは」-。補選から一夜明けた12日、自民県議たちは驚きや戸惑いを口にした。学校法人「森友学園」への国有地売却問題を巡り、財務省による決裁文書改ざん疑惑が浮上する中での選挙戦。県議会関係者は「財務大臣の麻生さんと結びつけて考える有権者もいたのでは」と話した。

 当選した江頭祥一氏を含め立候補した3人はいずれも自民党員。補選出馬に向けて県連や地域支部に公認や推薦願を出したが、党は元秘書を公認した。

 政党対決の構図でないにもかかわらず、公認候補が敗れたことを深刻視する向きも。中堅県議は「党公認の威力は昔ほどではなくなった。県議選は厳しい戦いを覚悟しないといけない」と表情を曇らせた。

 江頭氏が今後、県連に所属するかは流動的。松本国寛県連幹事長は「まずは地元支部と協議してからだ」と述べ、早期加入に慎重な見方を示した。県議会でも、当面は一人会派での活動が有力視されている。

=2018/03/13付 西日本新聞朝刊=

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