【福岡】朝倉市長選、立候補者はどんな人? 横顔を紹介

朝倉市長選に立候補した林裕二氏(左)と実藤輝夫氏
朝倉市長選に立候補した林裕二氏(左)と実藤輝夫氏
写真を見る

 15日投開票の朝倉市長選には、いずれも無所属新人で元県議の林裕二氏(67)=自民、公明、民進推薦=と元市議の実藤輝夫氏(70)が立候補し、昨年7月の九州豪雨からの復旧復興策や被災者の生活再建、農林業や商工業の振興策などについて論戦を繰り広げている。2人の横顔を紹介する。

第一声、2人は何を語った? 朝倉市長選の記事まとめはこちら

29歳で保育園の園長 林裕二氏(67) 無所属、新人

 旧朝倉町出身。父親は医師。とことん住民に寄り添う医療を実践し、地元で「赤ひげ先生」のように慕われた朝倉診療所の所長だった。自身は医師の道に進まず「地元で進学したい」と九州大教育学部へ。「3浪2留」して27歳で卒業し、アルバイト生活を始めた。その頃、旧甘木市で保育園の設置計画が進んでいた。父親を信頼する人たちから要請を受けて29歳で民間の保育園長に。地元の青年会議所(JC)にも入り「まちづくり談議を重ねた」。

 地元1市4町2村の広域連携を図るサミットを中心になって企画した時、「陳情ばかりするようではだめ。若い人が頑張らねばならない」と政治への道を意識するようになった。そして「園長やJCでの経験を世の中のために生かせ」と多くの人たちに背中を押され、40歳で県議選に初当選。県議の当選回数は計7回を数えた。

 森田俊介市長から病院で「後を頼む」と託されたという。「森田市長の、郷土への、復旧復興への思いを受けた」

 趣味は囲碁と散歩。いつも朝倉市の自宅そばにある三連水車周辺などを歩き、思索を巡らせている。

訪れた国は約30カ国 実藤輝夫氏(70) 無所属、新人

 12歳年上の兄が早稲田大に進み、多くの政治家を輩出する雄弁会に入会。雄弁会出身の永井柳太郎や中野正剛ら政治家の話を聞き、政治家になりたくて同大に進学して雄弁会に入った。「理論武装と行動の大切さ、夢と理想のない政治はだめだということを雄弁会で学んだ」と振り返る。

 福岡地裁書記官を2年勤めた後に「全世界を知り、英語も学びたい」と海外へ。訪れた国は約30カ国。培った英会話力を生かして中学生ら向けの学習塾を約30年経営し、教えてきた。

 「政治家になって地域をよくしたい」と旧甘木市議に31歳で初当選して4期。市町合併を経て朝倉市議は3期目だった。県議選に挑んだが手が届かず、市長選にも3度目の挑戦。「人口減少が進み、財政状況が厳しい古里に危機感を抱いている」

 携帯電話には70人を超える被災者の連絡先が登録され、今も電話が掛かる。「まず被災者の考えを十分に聞く」が信念。週に数人の相談に乗り、行政との間を取り持つ。

 中学時代に始めた野球が大好き。足が速く、中学では1番打者でセンター。野球は60歳近くまで続けた。

=2018/04/11付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]