【佐賀】鳥栖市長選10日告示 現職、新人一騎打ちか

 任期満了に伴う鳥栖市長選が10日に告示される。4選を目指す現職の橋本康志氏(63)と元市市民環境部次長で新人の槙原聖二氏(54)が無所属での立候補を表明しており、一騎打ちとなる公算が大きい。橋本氏は後援会を中心に3期12年実績を訴え、槙原氏は自民党などの支援を受けて市政刷新を呼びかけている。

 「橋上駅の床面積を増やさなければならず、事業費が膨らんだ」。橋本氏が1月中旬から開いてきた市政報告会。冒頭に、駅舎の橋上化を柱とするJR鳥栖駅周辺整備を突然撤回した理由を語ってきた。

 昨年12月、駅舎を橋上化する基本設計を発表した直後、124億円に上る総事業費は負担が大きいとして白紙に戻した。「政治家としての一丁目一番地」と位置づけてきた事業だけに、市民の理解が得られるかが市長選でも焦点となる。

 橋本氏はこれまでの市長選と同様に、政党推薦を受けずに選挙戦に臨む。長年支えてきた後援会が頼りで、今後はミニ集会で校舎耐震化や国道拡幅などの実績をアピールする。

 一方、槙原氏は1月26日の「励ます会」で、「大型事業が何も進んでいない」などと現市政を批判。混雑緩和に向けた交通網の整備にも意欲を見せた。

 市職員として30年。出馬表明が昨年11月下旬と遅れたこともあり、知名度は「現職と大きく差がある」。

 槙原氏は幅広い政党の支援を求め、自民党の推薦を受けた。公明党は自主投票としたが、地元市議は「全力で支援する」という。地元県議や市議らの力も借りながら、知名度の向上を狙う。

 1月上旬からJR鳥栖駅などでつじ立ちを行っている。「おはようございます。槙原です」と通勤客に名刺を渡す。今後は集会でも浸透を図っていく。

=2019/02/03付 西日本新聞朝刊=

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