【佐賀】4選の橋本氏薄氷の勝利に安堵 鳥栖市長選

 「10票差のしびれる展開だったが支持を得られてホッとした。情報をオープンにし手掛けてきた施策を着実に遂行したい」。17日投開票の鳥栖市長選で4選を果たした無所属現職の橋本康志氏(63)は、同市鎗田町の事務所で支持者を前に安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 橋本氏は政党推薦を受けず、「市民党」をキャッチフレーズに高齢者や女性を中心とした後援会がフル回転。自民党をはじめ、25の企業・団体から推薦を受けた新人の槙原聖二氏(54)との一騎打ちを制した。

 選挙戦で橋本氏は、国道3号拡幅などの道路整備やがん集団検診の無料化、九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)の誘致などを3期12年の成果として強調。懸案となっていたJR鳥栖駅周辺の整備事業については、駅東西を結ぶ自由通路の掛け替えと橋上駅化を柱とする基本計画を発表後にすぐ撤回し批判を受けたが、「サッカー場の観客の安全性を考慮し事業費が膨らんだ。財政上やむを得なかった」と訴え、理解を求めてきた。

 引き続き、市のかじ取り役を任された橋本氏は「駅東口実現に向け、早く県やJR九州と再協議をしたい」と述べた。

 一方、市職員として32年間勤務した槙原氏は「市の大型事業が12年間で進んでいない。市役所に閉塞(へいそく)感がある」として、市政の刷新を掲げた。自民の県議や市議が全面支援。猛烈な追い上げを見せたが、あと一歩及ばなかった。

■鳥栖市長選得票 (開票終了)

当 12,744 橋本 康志 63 無現
  12,734 槙原 聖二 54 無新

=2019/02/18付 西日本新聞朝刊=

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