情報共有 質の高い医療・介護へ 「石仏ねっと」準グランプリ 協働まちづくり表彰 臼杵市

うすき石仏ねっとのイラスト図
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 臼杵市の医療・介護施設を結ぶ情報ネットワーク「うすき石仏ねっと」が、日本経営協会の「第8回協働まちづくり表彰」で準グランプリを受賞した。

 石仏ねっとは情報通信技術(ICT)を活用し、病院・医院や歯科医院、訪問看護ステーション、調剤薬局、介護施設などを結ぶ。関係者が高齢者の病気や薬の内容、検査結果などの情報を共有し、効率的で質の高い医療・介護を目指す。

 消防署ともネットワークをつなぎ、救急車での搬送時に薬の服用歴をチェックするなどで救急時に迅速な対応ができるようにした。

 4年前に臼杵市医師会と臼杵市が勉強会を設けた。関係者の連携が具体化したのはこの2年ほどで、医師と調剤薬局、福祉施設、さらに歯科医院、介護事業所へと連携が広がった。

 市民が石仏ねっとに登録すると「石仏カード」が配布される。それを病院などで提示すると医療・介護施設で情報が共有される。登録者は3月末で8901人と市民の2割以上になる。

 臼杵市は石仏ねっとを活用して、市民の健康寿命を延ばし、医療費の抑制に結びつくことを期待する。

 日本経営協会の協働まちづくり表彰は、公と民が協力して魅力ある地域社会の実現に貢献した事業が対象。大分市の市民健康づくり運動指導者養成事業が第4回に優秀賞を受けている。


=2016/04/25付 西日本新聞朝刊=

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