救急車呼ぶか迷ったら… 大人の救急電話相談 福岡県が九州初導入へ

 福岡県は、急な病気やけがをした際、専用短縮番号「#7119」に電話すれば24時間体制で看護師の助言を受けられる「救急医療電話相談事業」を6月下旬から始める。軽症者の救急搬送が増加傾向にある中、救急車の出動回数を抑えて医療関係者の負担を軽減し、緊急性の高い人に救急医療を提供するのが狙い。全国で導入済みの「小児救急医療電話相談事業」(#8000)の「大人版」となり、都道府県レベルでは全国で4番目、九州では初めて。

 同県医療指導課によると、6月下旬以降、#7119(ダイヤル回線の場合は092・471・0099)に電話すると、受診可能な医療機関の案内か電話相談を選択できる。

 電話相談を選ぶと、2~6人体制で常駐する看護師が症状を聞き取り、緊急度を判定。「救急車を呼ぶ」「最寄りの医療機関を受診」「自宅で静養」など適切な対処法を助言する。看護師が判断に迷う場合は、医師に相談できる体制も敷く。

 同県内の救急車の出動件数は2014年だけで23万9千件に上り、前年より約3千件増加。実際に搬送された人のうち35%は軽症で、救急車が必要なかった事例も少なくないという。


=2016/05/13付 西日本新聞朝刊=

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