被災者の「不活発病」予防 石巻赤十字病院の医師ら講演 八代市

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 熊本地震発生から1年を迎えたのを踏まえ、八代市と氷川町などは15日、医療や介護が連携する「地域包括ケア」の大切さを学ぶ講演会を、八代市千丁町新牟田のパトリア千丁で開いた。専門家が、災害に強い地域づくりなどの視点で話した。

 石巻赤十字病院(宮城県)の植田信策医師=写真=は仮設住宅などでの生活について「体を動かす機会が減り、身体機能が衰え、活動意欲が低下する悪循環に陥ってしまう生活不活発病が懸念される」と指摘。「体を動かし、おいしく食事をし、みんなとおしゃべりをして予防を」と呼び掛けた。

 県保健所長会の木脇弘二会長は、益城町の避難所で町職員1人当たりの避難者数が約100人となった課題を挙げ、「大規模災害時には市町村主体の避難所運営は難しく、住民による自主運営が必要となる。普段からさまざまなケースを想定した運営の練習をしておくことが大事だ」と述べた。


=2017/04/16付 西日本新聞朝刊=

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