治療と仕事両立 患者の相談窓口 福大病院が開設 福岡県

協定書を交わした福岡大学病院の井上亨病院長(左)と福岡産業保健総合支援センターの織田進所長
協定書を交わした福岡大学病院の井上亨病院長(左)と福岡産業保健総合支援センターの織田進所長
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 治療と仕事の両立に関する患者の悩みを聞く相談窓口が福岡大学病院(福岡市城南区)に開設されることになり、相談員を派遣する独立行政法人労働者健康安全機構・福岡産業保健総合支援センター(同市博多区)と同病院が1日、協定書を交わした。

 がんや脳卒中、心疾患などの患者が仕事を続けるには、企業側に職場環境や仕事内容の配慮が必要となるケースが少なくない。同センターは、こうした患者と企業の支援に取り組んでおり、同病院などに窓口開設を働き掛けていた。県内にはほかに、北九州市の2病院に相談窓口がある。

 対象は同病院の患者。8日から毎月第2金曜の午後、同センターで両立支援促進員を務める社会保険労務士が相談に応じ、適切な治療を受けながら働ける態勢づくりを進める。患者が同意すれば、促進員が医師から病状などの情報を聞き、助言に役立てる。

 同病院であった協定式で井上亨病院長は「医療側から具体的なアドバイスをすることで、事業者と患者が安心して仕事ができるように貢献したい」。センターの織田進所長は「今回の協定は両立支援に向けた活動の第一歩。ぜひ成功させ、発展させていきたい」と話した。

=2018/06/05付 西日本新聞朝刊=

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