ネット服薬指導スタート 国家戦略特区の福岡市

 スマートフォンなどを使った薬剤師によるオンライン遠隔服薬指導が18日、福岡市で始まった。市内の高齢女性が早速、薬局から遠隔服薬指導を受け、配達された処方薬を受け取った。

 医師による遠隔診療は全国で展開されているが、服薬指導は薬剤師が対面で行うとする法規制がある。患者が薬局に出向いたり、薬剤師が直接届けたりする必要があるが、市が要望していた国家戦略特区の規制緩和を政府が認め、公的医療保険も適用されることになった。

 糖尿病などの慢性疾患で医師の遠隔診療を受け、交通が不便な地域に住んでいる人が対象。遠隔診療したかかりつけ医から薬局が処方箋を受け取り、患者に服薬指導をした上で、処方薬を届ける。

 この日は同市東区志賀島の女性(85)がスマートフォンの画面を通じ、きらり薬局名島店(東区)の薬剤師から服薬量や頻度の説明を受け、自宅に届いた血圧を下げる錠剤などを受け取った。女性は「詳しく説明してもらえた。便利なので今後も使いたい」と話した。

=2018/07/19付 西日本新聞朝刊=

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