視覚機能異常 数秒で検知 測定電子機器 田川市が導入 3歳児健診活用 早期治療へ

 田川市は本年度、近視や乱視、斜視などを数秒で検知する電子機器を購入し、3歳児健診の視覚検査で活用している。視覚機能の異常を早期に発見し、早期治療につなげる狙いという。

 機器は米国製で、105万円。受診者が約1メートル離れた場所から、赤や青のランプが点滅する機器のカメラの部分を数秒見続けると測定される。受診者ごとに近視、遠視、乱視、斜視、瞳孔不同などの程度をグラフや数値で記した用紙が印刷される。

 市は2016年度、同市立病院小児科医師から貸与された同機器を使い、県内で初めて、試行的に一部の3歳児を対象に視覚検査を実施。17年度は3歳児健診の受診者全413人の検査を行い、計27人は精密検査が必要な「要精密児」と測定された。

 一方、動物をかたどった黒い絵を片目ごとに見て言い当てる従来の絵指標検査では要精密児は2人にとどまったという。市地域福祉課の森田竜治課長は「機器の使用で目の疾患が正確に把握でき、早期の治療で弱視が改善できる」と話す。

 生後6カ月の乳児から大人まで検査ができ、操作に医療資格は不要。言葉や発達の遅れで絵指標検査が難しい受診者の検査も可能という。3歳児健診の受診対象者のほか、希望者は無料で検査を受けられる。田川市保健センター=0947(44)8270。

=2018/07/28付 西日本新聞朝刊=

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