医療用品の物流拠点開設へ 名古屋の企業、北九州市に

 北九州市は28日、医療衛生用品の製造販売「オオサキメディカル」(名古屋市)が、業界で九州最大規模となる物流センターを北九州市小倉南区に開設すると発表した。操業開始は2020年3月。市内の貨物駅や長距離フェリーターミナルを生かし、九州や中国、四国地方を含めた西日本一円の物流拠点として整備する。

 同社は医療用ガーゼと消毒用脱脂綿で国内トップシェア。市が分譲する「北九州空港跡地産業団地」に1万1468平方メートルの敷地を購入、2階建ての施設(延べ床面積1万2452平方メートル)を建設する計画。投資総額は約12億円。約40人の新規雇用を見込む。

 産業団地はJR貨物の北九州貨物ターミナル駅(門司区)や、九州と関東、関西方面をフェリーで結ぶ新門司港(同)に近く、鉄道や船による輸送を活用できると判断。全国的に深刻化するトラック運転手不足に対応したい考えだ。中国とインドネシアの工場で製造した商品を、日本各地へ輸送する際の拠点にもなる。

 輸送をトラックからフェリーに切り替える動きが広がる中、北九州市では新門司港に隣接する市の物流団地「マリナクロス新門司」も売れ行きが好調で、物流企業の集積が加速している。

=2018/11/29付 西日本新聞朝刊=

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