高収益アボカド栽培始動 宮銀の農業法人が苗植え 2年後初収穫「宮崎の特産に」 [宮崎県]

農家の横山さん(右)から技術指導を受けながらアボカドの苗を植えた夢逢いファームの梅崎社長
農家の横山さん(右)から技術指導を受けながらアボカドの苗を植えた夢逢いファームの梅崎社長
写真を見る
夢逢いファーム近くにある横山さんのハウスで育つ洋ナシ型のアボカド
夢逢いファーム近くにある横山さんのハウスで育つ洋ナシ型のアボカド
写真を見る

 収益性の高い農産物のビジネスモデルを創出し、宮崎県の基幹産業である農業の活性化を図ろうと、宮崎銀行とグループ会社の宮銀ベンチャーキャピタルが8月に共同で設立した農業法人「夢逢(ゆめあ)いファーム」が15日、国内で生産実績が少ないアボカドの苗112本を植え、栽培をスタートさせた。宮崎市のマンゴー農家で高級アボカドも栽培している横山洋一さん(40)から技術指導を受けながら、宮崎大などとともに品質を高めていく考えという。

 夢逢いファームは、宮銀が5%、ベンチャーキャピタルが95%の計5千万円を出資し設立。宮崎市富吉の農地を借り、輸入ものより2回りほど大きい洋ナシ型の実がなる品種のアボカドをハウス栽培する。

 この日は、宮銀の元取締役で、夢逢いファームの梅崎裕一社長ら関係者が高さ約50センチの苗を植えた。2019年に初収穫の予定で、20年度には2トンを贈答用として出荷し、売上高600万円を目指す。梅崎社長は「マンゴーなどに続く宮崎の特産品に育て、将来的には地域の農家にも栽培を呼び掛けたい」と話した。

 宮銀によると、国内のアボカドの需要は近年高まっているが、9割以上がメキシコなどからの輸入品という。6年前から洋ナシ型の高級アボカドを栽培している横山さんは「味が濃厚で森のバター、チーズのようなおいしさ」と胸を張る。贈答用として人気といい、宮崎空港や百貨店で1個数千円で売られている。

=2017/11/16付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]