宮崎・木城町のえほんの郷にアジア貢献賞 7日授賞式 原画収集や作家交流 [宮崎県]

主要施設である森のえほん館は扉が開閉でき、開放感がある
主要施設である森のえほん館は扉が開閉でき、開放感がある
写真を見る
木城えほんの郷の黒木郁朝村長(左から4人目)とスタッフたち
木城えほんの郷の黒木郁朝村長(左から4人目)とスタッフたち
写真を見る

 アジアを中心に国内外の絵本原画の収集・保存や、各国の作家との交流を続けている宮崎県木城町の「木城えほんの郷(さと)・みどりのゆりかご協会」が、第19回西日本国際財団アジア貢献賞(西日本国際財団主催)に選ばれた。7日に福岡市で授賞式がある。

 同財団によると、20年以上にわたり絵本文化を通じた国際交流や子どもの感性を育む活動に取り組み、海外とくにアジアからその独自性や地域性が支持されている点が評価された。

 木城えほんの郷の施設は1996年、小丸川河口から約20キロ上流の石河内地区に開設された。約2万4千平方メートルの敷地に図書館と美術館を兼ね備えた「森のえほん館」や絵本を販売する「森のほんやさん」、宿泊施設、野外ステージなどがある。

 韓国や中国、インドなどを中心とした世界の絵本原画約1100点や絵本約2万5千冊を所蔵し、収集活動を続ける。毎年、国内外の絵本作家の企画原画展や講演会などを実施するほか、子どもたちの感性を育む体験企画、司書や図書スタッフ向けの講座にも力を入れている。こうした活動に触れようと韓国から毎年見学ツアーが企画され、絵本作家や図書関係者などが来日している。

 開設以来、えほんの郷の村長を務める版画家の黒木郁朝さんは「土の香りのする絵本が多く、同じ照葉樹林帯に位置するアジアの絵本文化を大切に思う。受賞を励みに、今後も、自然体験に基づいた絵本のイメージ体験の大切さを訴え、アジアをはじめとする国内外の絵本文化との交流を続けていきたい」と話している。

=2018/03/06付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]