日本遺産に九州から2件 「くにさき」「宮崎の古墳」 文化庁 [宮崎県]

赤鬼と黒鬼がたいまつを振り回す中、「鬼の目」と呼ばれる餅を奪い合う人たち=2017年2月、大分県豊後高田市の天念寺
赤鬼と黒鬼がたいまつを振り回す中、「鬼の目」と呼ばれる餅を奪い合う人たち=2017年2月、大分県豊後高田市の天念寺
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 文化庁は24日、「日本遺産」に13道県の13件を新たに認定したと発表した。九州からは大分・国東半島に根付く独特な山岳宗教文化を伝える「鬼が仏になった里『くにさき』」と宮崎県の「古代人のモニュメント-台地に絵を描く 南国宮崎の古墳景観-」の2件が選ばれた。

 日本遺産は、地域が主体となって文化財や歴史遺産を“面”としてアピールしてもらおうと、文化庁が2015年度に開始。認定されるとPRや案内板設置費などとして3年で計7千万円程度の助成がある。

 「くにさき」は、大分県の豊後高田市と国東市が申請。両市には古くから鬼にまつわる伝説があり、鬼がすむとされる洞穴などの景観や鬼の面を供養する寺社、鬼をもてなす伝統行事などをつなげた物語の分かりやすさが評価された。

 「古代人のモニュメント」は、宮崎県の西都市、宮崎市、新富町が申請。造成当時とほぼ同じ景観が保たれている西都原古墳群を中心に、各地の古墳群を回遊するツアーなどのアイデアが支持を得た。

 文化庁は20年度までに日本遺産100件を目指しており、認定は今回を含め計67件(うち九州11件)。本年度は全国から76件の申請があった。

=2018/05/25付 西日本新聞朝刊=

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