延岡学園高がインターハイ辞退 バスケ審判殴打 監督解任、留学生は自主退学 [宮崎県]

 全九州高校バスケットボール大会で留学生選手(15)が男性審判員を殴打した問題で、延岡学園高(宮崎県延岡市)の佐藤則夫校長(65)らが23日に記者会見し、8月の全国高校総合体育大会(インターハイ)出場を辞退すると発表した。

 審判員の男性は処罰感情はなく、被害届を出さない意向。留学生は自主退学とし、月内にも帰国させる。男子バスケットボール部の川添裕司監督(50)は解任、教員として無期限の停職処分。監督責任を取り佐々木雅彦理事長(71)と佐藤校長、教頭の3人は7月から3カ月の減給とする。

 同部は3カ月間、対外試合を自粛する。同校は20日、処分内容を部員と保護者に説明した。留学生は川添監督に号泣しながら抱きつき、佐藤校長の前にひざまずいて手を合わせ「すいません」と謝罪したという。自粛していた練習は、24日から再開する予定。

 同校によると、アフリカから来日した留学生は5月末からホームシックにかかり、帰国を望んでいた。佐藤校長は「留学生と意思疎通できる外国語教師の採用など、留学生の受け入れ態勢の在り方を検討している。今後の受け入れは白紙」と説明。12月の全国高校選手権について「3年生にとって最後の全国大会。チャレンジさせてあげたい」として日本バスケットボール協会に判断を仰ぐという。

 同校には留学生に対する危害の予告、人種差別的な内容の電話やメール、はがきが多数寄せられている。インターネットでも留学生の顔写真が拡散しており、同校は県警に相談したという。

=2018/06/24付 西日本新聞朝刊=

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