住宅損壊・浸水450棟 1人不明、12人けが 宮崎県の台風24号被害 [宮崎県]

台風24号に伴う竜巻とみられる突風で倒壊したビニールハウス=1日午後、宮崎県綾町
台風24号に伴う竜巻とみられる突風で倒壊したビニールハウス=1日午後、宮崎県綾町
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冠水したJA宮崎中央家畜市場=9月30日午後3時半ごろ、宮崎市跡江
冠水したJA宮崎中央家畜市場=9月30日午後3時半ごろ、宮崎市跡江
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大淀川支流の氾濫で寸断された国道10号=9月30日午後、宮崎市高岡町
大淀川支流の氾濫で寸断された国道10号=9月30日午後、宮崎市高岡町
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 日本列島を縦断した大型で強い台風24号について、宮崎県は2日午後3時現在の県内の被害状況を発表した。県内では約450棟の住宅に損壊や浸水の被害が発生。農作業中の夫の様子を見に行った宮崎市高岡町の農業、前田千鳥さん(67)が用水路に流されて行方不明に。宮崎市、都城市、延岡市、三股町では30~80代の男女12人が強風で転ぶなどしてけがをした。被害状況を調査中の自治体も多く、被害はさらに増えるとみられる。

 県危機管理課のまとめでは、住家被害は県内で全壊2棟、半壊7棟、一部破損94棟、床上浸水125棟、床下浸水218棟だった。

 このうち広い範囲で浸水被害が発生した宮崎市では、全壊2棟、半壊3棟、一部破損50棟、床上浸水111棟、床下浸水136棟と被害が集中。

 大淀川の複数の支流が氾濫した同市高岡町では1日、浸水の後片付けに追われる住民の姿が多数見られた。同市は同日から処理手数料を無料にして災害ごみの受け入れを始めた。

 九州電力によると、2日午後5時現在12市町村で管内契約全戸数の1・2%にあたる約8千戸が停電。ピーク時の9月30日午後3時時点では23市町村10万1400戸だったが、九電では関係工事会社を含め約940人を動員し復旧作業を進めている。

農業被害も広範囲に

 県内ではビニールハウスが多数倒壊し、収穫期を迎えた水稲や飼料用稲が倒れ、のり面も崩壊した。牛のセリ施設、JA宮崎中央家畜市場(宮崎市跡江)では、冠水したため消毒作業が必要になった。県農政企画課は「被害は広範囲にまたがっており、被害額がまとまるには1カ月程度かかりそうだ」としている。

=2018/10/02 西日本新聞=

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