宮崎空港で乗客救助訓練 消防、海保など49機関参加 旅客機着陸失敗を想定 [宮崎県]

治療の優先順位を決めるトリアージの実施エリアに乗客役を搬送する訓練参加者=宮崎市の宮崎空港近くの海岸
治療の優先順位を決めるトリアージの実施エリアに乗客役を搬送する訓練参加者=宮崎市の宮崎空港近くの海岸
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 旅客機墜落の想定で、乗客の救助や搬送の手順を確認する総合訓練が16日、宮崎空港(宮崎市赤江)であり、消防や自衛隊、海上保安部など関係49機関の約260人が参加した。総合訓練は2年に1度実施。訓練は国内線の旅客機が視界不良で着陸に失敗し、宮崎空港近くの海上に墜落し、約70人のけが人が出たという想定で行われた。

 事故想定の現場では、航空自衛隊新田原基地の救難ヘリが出動し、海上の遭難者をつり上げて救助し、船で砂浜まで運ばれたけが人を、救急隊員がけがの程度に応じて治療の優先順位を決める「トリアージ」を実施するなどして、各機関が連携状況を確認した。

 訓練後、宮崎空港事務所の山内諒空港長は「想定できない事態も起こりえるので、迅速、的確、臨機応変な対応が求められる。連携を密に日頃の備えをしてほしい」と訓練参加者に呼び掛けた。

 宮崎空港では1969年、着陸した鹿児島発の全日空機が滑走路をオーバーランして航空機の主翼などが大破。乗客乗員53人のうち、重傷8人など43人がけがをしている。

=2018/10/17 西日本新聞=

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