8000年前の縄文早期に精巧な首飾り 高原町の井ノ原遺跡で出土 [宮崎県]

宮崎県高原町の井ノ原遺跡で見つかった首飾り
宮崎県高原町の井ノ原遺跡で見つかった首飾り
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 線刻文様が施された縄文時代早期後半(約8千年前)の石製首飾りが、宮崎県高原町の井ノ原(ばる)遺跡から出土した。町教育委員会が24日に発表した。町教委は「縄文早期の石製品でこれほど精巧な作りは、全国的にも珍しい」と話している。

 首飾りは、畑地かんがい事業に伴う発掘調査で昨年12月に見つかった。現存部分の長さ約12センチ、幅約2センチ、厚さが約1センチ、重さは44グラムだった。側面には細かい刻みが施され、断面は長楕円(だえん)形。石材は泥岩の一種、頁(けつ)岩で、両面がよく研磨されていた。

 上部は欠損していたものの、直径3ミリの穴の跡があり、ひもを通して首飾りにしていたとみられる。同時代の地層からは土器片2千点が見つかっている。

 町の埋蔵文化財発掘調査員の面高哲郎さんは「線刻や研磨整形の跡を見ると、高い技術力を有した集団で、集団のリーダーが権威のシンボルとして保有していたのではないか」と分析した。

=2018/10/25 西日本新聞=

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