河野知事「政策発信に工夫」 3選果たすも投票率33.90%は過去最低 [宮崎県]

支持者にあいさつする河野俊嗣宮崎県知事(左)=23日午後8時20分ごろ、宮崎市の事務所
支持者にあいさつする河野俊嗣宮崎県知事(左)=23日午後8時20分ごろ、宮崎市の事務所
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 23日投開票の宮崎県知事選で3選を果たした河野俊嗣知事(54)は28日、選挙後初の定例記者会見に臨み、「県政をより前に進めていく」と人口減対策などの公約実現への決意を語った。今回知事選の投票率は33・90%と過去最低。3分の2の有権者が投票を棄権したことについて、「大変残念。県政に興味を持っていただくような政策、発信について工夫をしていきたい。主権者教育や啓発にも力を入れていく」とした。3期目の任期は来年1月21日から4年間。

 自民をはじめ県内に地方組織がある共産以外全ての政党から推薦を得た河野氏は、連合宮崎など約250の企業・団体からも支援を得て、27万9566票を獲得した。共産党県委員会委員長で無所属新人の松本隆氏(57)=共産推薦=の2万7883票を大きく引き離した。

 一方で、投票率は過去最低だった前々回10年の40・82%を6・92ポイント下回り、九州7県の知事選でも史上最低となった。町長選などと重なった高千穂町以外の全市町村が前回投票率を下回り、中核都市の宮崎市は28・82%、都城市は29・50%と30%を割り込んだ。

 河野陣営は当初投票率の目標を45%に設定した。だが、松本氏の出馬表明が告示約2週間前になったことや、共産単独推薦の新人が現職に挑む構図となったことから選挙ムードは最後まで高まらなかった。河野陣営が19日夜に宮崎市で開いた最後の決起集会の参加者は、約1800人収容のホールにわずか500人だった。陣営は目標を40%に下方修正し、各組織のてこ入れに動いたが、得票数は前回を約6万票下回った。

 河野氏は、勝利宣言後のインタビューに対し「低投票率など別のものとも戦っているようだった」と振り返り、「盛り上がっていない、好きな候補者がいないと投票にいかなければポピュリズムを助長する。投票所に足を運び、何らかの意思表示をしてほしかった」と訴えた。

 3期目に向けては「(県民から)物足りないとか、もっと強く言ってほしいという指摘もある。しっかり受け止めて、私なりに努力したい。政治家としての姿が求められていると思う」とリーダーシップの発揮を誓った。

=2018/12/28 西日本新聞=

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