宮崎キンカン「たまたま」最高額 初競りで1キロ5万円 [宮崎県]

宮崎市中央卸売市場で行われた、完熟きんかん「たまたま」の初競り=15日
宮崎市中央卸売市場で行われた、完熟きんかん「たまたま」の初競り=15日
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 甘く、皮ごと食べられる宮崎県の特産品「完熟きんかん『たまたま』」の出荷が15日解禁になり、全国38カ所で初競りが行われた。宮崎市の市中央卸売市場では、これまでで最高値となる1箱(1キロ)5万円で競り落とされた。JA宮崎経済連は今年から、食品表示法に基づく「栄養機能食品」として販売、ブランド強化を図る。

 仲卸人たちが事前に試食すると「甘い」「今年はいい」と上々の評価で、威勢良く競りが始まると、出荷された1927キロが次々と競り落とされていった。

 同経済連は昨年、専門機関を通じて県内各地のたまたまの成分分析を行い、抗酸化作用などで健康維持を助けるビタミンCとEが一定以上含まれることを確認した。「健康にいい食品としてPRしたい」という。

 宮崎県のキンカン生産量は全国の約7割を占める。そのうち樹上で210日以上熟成させ、直径2・8センチ以上、糖度16度以上の基準を満たしたものを「たまたま」としてブランド化。さらに直径3・2センチ以上、糖度18度以上は最高級の「たまたまエクセレント」として出荷している。

 たまたまがブランド化された1989(平成元)年に約90トンだった生産量は平成の30年間で約13倍に増加。今年も3月までに約1200トンを全国に出荷する見込みだ。同経済連は「実が付く春先の天候が良かったため、実の数や色づきも良く、例年以上の仕上がり」と話す。

=2019/01/16付 西日本新聞朝刊=

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