無料お試し住宅、住んで魅力知って 移住促進、光熱水費も市負担 [長崎県]

「お試し住宅」として使われる一軒家
「お試し住宅」として使われる一軒家
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 雲仙市は市内への移住を検討する人向けに、市有の一軒家を「お試し住宅」として無料で貸す事業を始める。家は家電が完備されており、光熱水費は市が負担。3~30日間宿泊でき、実際に生活することで地域の魅力を感じてもらい、移住につなげたい考えだ。5月1日から申し込みを受け付け、利用の予約手続きには約2週間かかる。

 市は人口減対策として移住促進を図り、昨年度の移住者は把握している範囲で7世帯11人。ただ、移住を決断するには数日間の下見では不十分な場合もあり、潜在的な需要を逸している可能性がある。お試し住宅の制度は県内の複数自治体にあるが、建物の利用料と光熱水費の両方が無料なのは珍しいと市はアピールする。

 貸し出す家は同市南串山町にある築40年の木造平屋で、間取りは6DK。市が所有者から寄付を受け、約50万円かけて給湯器や電気設備を修繕。既設のエアコンやガスこんろに加え、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどを買いそろえた。布団はリースで、利用者が入れ替わるたびに交換する。2台分の駐車場もある。

 立地は周囲が畑に囲まれたのどかな環境で、市政策企画課は「小浜温泉まで車で10分ほど。生活してみないと分からない雲仙市の良さを感じてほしい」としている。問い合わせは同課=0957(38)3111(代表)。

=2017/04/19付 西日本新聞朝刊=

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