世界遺産候補・中江ノ島 今夏、本格観光周航へ 平戸観光協会 キリシタン殉教の聖地 [長崎県]

迫ってくる中江ノ島を船上から眺めるクルージング客=5月3日
迫ってくる中江ノ島を船上から眺めるクルージング客=5月3日
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 世界遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つで、近世の禁教期に潜伏キリシタンたちが処刑された殉教地として知られる長崎県平戸市の中江ノ島を周航する一般向けクルージングが今夏、実施される。平戸観光協会の主催。地元イベントなどでの単発の運航例はあるが、本格的な観光クルーズは初めて。

 中江ノ島では、17世紀前半、生月島で宣教活動をしたカミロ・コンスタンツォ神父が五島へ渡航し捕らわれた際、協力した信者と家族たちが処刑された。生月や平戸島西岸のかくれキリシタン信者は「サンジュワン様」「御三体様」「おむかえ様」などと呼び、信仰の対象とする聖地だ。

 クルージングは、生月島の定置網漁が休漁期の7月22日~8月10日前後に10~15日間程度、海上タクシー免許を取得した定置網漁船が舘浦漁港発着の約45分間コースで就航。1日2回、中江ノ島の周辺のほか定置網の仕掛け海域や生月大橋の下などを巡る。定員10人。料金は1人2500円。平戸観光協会=0950(23)8600。

=2017/05/17 西日本新聞=

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