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蓋石3枚が出土 諫早市「ミゲルの墓」発掘現場 1日に内部を調査 [長崎県]

「千々石ミゲルの墓」発掘現場で見つかった蓋石
「千々石ミゲルの墓」発掘現場で見つかった蓋石
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 安土桃山時代の天正遣欧使節の一人、千々石(ちぢわ)ミゲルの墓とされる諫早市多良見町の石碑周辺の発掘現場で31日、墓坑の一部とみられる自然石の「蓋石(ふたいし)」3枚が出土した。調査している民間の実行委員会は「ミゲルらを埋葬した棺を覆う蓋石の可能性が高い」と推測。1日に蓋石を外し、内部を調査する予定だ。

 蓋石は3枚が一列に並べられ、大きいものは長さ1・2メートル、幅0・44メートル。隙間からライトを当てたところ、内部は空洞で壁面の一部に石が組まれていることが確認された。蓋石の上には石が敷き詰められ、その上を土が覆っていたという。

 実行委の中心メンバーで元長崎歴史文化博物館研究グループリーダーの大石一久さん(65)=大村市=は「蓋石の出土は予測していなかった。石や土砂が墓坑内部に崩れるのを防ぐ目的だったのではないか」と話す。ミゲルが亡くなった江戸時代初期の埋葬方法としては珍しいという。

 大石さんによると、ミゲルはほぼ同時に亡くなった妻と一緒に埋葬された可能性が高い。調査は大石さんや郷土史家らで組織する実行委が8月20日に開始した。

=2017/09/01付 西日本新聞朝刊=

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