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江戸期の「くんち」克明に 図びょうぶを公開 長崎歴史文化博物館 [長崎県]

公開されている江戸後期の「くんち」の様子を描いた図びょうぶ。上は右側、下は左側=長崎歴史文化博物館所蔵
公開されている江戸後期の「くんち」の様子を描いた図びょうぶ。上は右側、下は左側=長崎歴史文化博物館所蔵
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 長崎市で380年以上続く秋の大祭「長崎くんち」(10月7~9日)まで残り2週間。江戸後期のくんちの様子を描いた図びょうぶが、同市立山1丁目の長崎歴史文化博物館で公開されている。傘鉾の行列や外国人見物客の姿、にぎわう町の情景が克明に記され、市文化財課は「当時の状況が分かる貴重な資料」としている。公開は10月15日まで。

 図びょうぶには「寛政」の文字があり、寛政年間(1789~1801年)の作とみられるが、作者は不明。左右一組の六曲一双で、縦約1・7メートル、横約7・2メートルに及ぶ。

 描かれているのは、長崎の氏神・諏訪神社からお旅所まで向かう「お下り」の様子。みこしや魚の飾りを付けた色鮮やかな傘鉾が目を引き、日頃は居留地から出ることを禁じられたオランダ人や中国人が見物する姿もある。神社の石段や中島川に架かる石橋、立ち並ぶ家々は当時の町のつくりをうかがわせる。

 京都の古美術商が保管していることに気付いたくんち関係者が昨秋、市に購入を検討するよう申し入れ、今年4月に市は1100万円で買い求めた。

 博物館では図びょうぶを含め、くんちに使われる衣装や絵はがきなど約30点を公開。観覧料大人600円、小中高生300円。開館は午前8時半~午後7時。

=2017/09/23付 西日本新聞朝刊=

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