西日本新聞電子版 1周年記念プレゼント

高校生平和大使歴代4人が講演 核廃絶へ思いつなぐ 元核実験場へ移住し映画制作も [長崎県]

核兵器廃絶に向けた若者の役割などについて意見を述べる歴代の高校生平和大使
核兵器廃絶に向けた若者の役割などについて意見を述べる歴代の高校生平和大使
写真を見る

 活動開始から20年目を迎えた「高校生平和大使」の歴代メンバー4人による講演会が29日、長崎市平野町の長崎原爆資料館で開かれた。活動を通して感じた思いや人生に与えた影響について語り、約60人が耳を傾けた。

 高校生平和大使は、インドとパキスタンが核実験を行った1998年、長崎の被爆者らが世界に核兵器廃絶を訴えようと高校生2人を米国の国連本部に派遣したのが始まり。講演会は県保険医協会の若手有志が企画し、第9代大使の国立公文書館調査員大川史織さん(29)▽第18代大使の長崎大1年内野璃奈さん(19)▽第20代大使の長崎北陽台高2年溝上大喜さん(17)、長崎東高2年溝口祥帆(さちほ)さん(16)が登壇した。

 東京都内の高校時代に平和大使を務めた大川さんは「大使になるまで、長崎の高校生が核廃絶の署名をしていることを知らず自分を残念に思った」と振り返り、その後核実験場となったマーシャル諸島に3年間移住し、ドキュメンタリー映画制作に当たったことなどを紹介した。

 元々は医療従事者を志していた内野さんは、活動を機に「核軍縮に携わる仕事に就きたいと思うようになった」と言い「大学の4年間で核兵器や戦争の加害と被害両方を考える場をつくりたい」と目標を語った。

 被爆3世の溝上さんは「採択された核兵器禁止条約の今後を考えるためにも、まず高校生としても条約の中身を知ることが重要だ」と話した。

=2017/10/30付 西日本新聞朝刊=

→電子版1周年記念!1万円分賞品券やQUOカードが当たる!!

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]