3学期制20年度に復活 大村市教委決定 [長崎県]

 大村市教育委員会は8日の定例会で、市内の小中学校に導入している前・後期の2学期制を改め、2020年度から全校一斉に3学期制に戻す方針を決めた。児童の学習意欲の継続などを理由に「3学期制が望ましい」とした有識者委員会の答申を尊重した。20年度に移行する場合、同市での3学期制復活は15年ぶり。

 2学期制は02年の学校週5日制導入などを機に全国に拡大。始業式などの行事を減らすことで授業時間数を確保するなどのメリットがあるとされ、大村市も06年度に導入した。だが近年は京都市が今年4月から3学期制を復活させるなど“揺り戻し”もあり、県内では大村市以外で唯一、全校に2学期制を導入している佐世保市も1月下旬に検証委員会を設置、制度を継続するか議論を始めた。

 大村市では16年に実施した保護者、教員らのアンケートで3学期制支持(36%)が2学期制支持(29%)を上回り、有識者委も昨年12月に「3学期制の方が目標を明確に持つことができる」と答申。この日の定例会では5人の委員全員が答申を支持した上で、事務局が提案した20年度移行のスケジュールを了承した。ただ、3学期制復活は学校現場の負担増につながるとの指摘があり、委員の一部からは「移行までの2年間に教員の働き方改革も進めるべきだ」という意見もあった。

=2018/02/09付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]